餅による恣意 

ゲームとか、株とか、本とか(^u^)

喋りすぎる

 友人と久しぶりに会ってドライブに行った。金曜日に心底落ち込んでしまって、苛立っていたから正直乗り気ではなかったんだが、行ってみると気分転換になったと思う。ただ別の事で自己嫌悪に陥ってしまって、今も反省中だ。

 人は口から身を滅ぼすことが多々あるが、私もその例にもれず喋りすぎる。自分の話をすることは弱点を晒すようなものだ、と常々思っている。それでもなかなか修正できないのが、私のように口から先に生まれた者の宿命だ。聴きに徹すれば、学べるもの多く憂いも少なくなるというのに。

 相手を選ばないと話してはならないことがある。話すことは重要なことだ。でも話さないことも同じかそれ以上に重要なことだ。古来から口は災いのもとという。それは日本だけに留まらない。人の口に戸は立てられぬ。分かっていても人は必要以上に口を動かす。自分を大きく見せたり、また同情を誘うようなことを言う。音になれば言葉が曲解されたり、別の人間に吹聴される可能性が生じる。吐きだすことで多少はすっきりする気がするが、実際の所余計な問題の種になりはしないかと不安になる。そうでなくても人の話を最後まで聞かず、浅い理解で分かったような口を聞き、あまつさえ自分の話を被せることはとんでもない無礼だ。

 聞き手に回れればそんな問題は起きにくい。(聞いた話を自分の内に留められるならばだが)

 発信することは必要だ。自分の事を理解してもらうために会話をすることは、人間関係を円滑にするために必須である。ただ、人は喋りすぎる。必要なことから必要でないこと、まして言うべきでない事まで。

 速やかにこの悪癖を治すべきで、その為には何度も反復練習をするしかない。