餅による恣意 

ゲームとか、株とか、本とか(^u^)

コンポストの状態

 コンポストをやり始めてからしばらくたった。

 その間試行錯誤してみたりして一度不織布の鉢に全て入れ替えたり、米ぬかを投入したり、菌の黒汁を使ってみたり。今はバケツに戻した。我流だが今のところをまとめてみようと思う。

 まず不織布だと臭いが駄々洩れになる。バケツのときは気にならなかったのだが、布だと当然通気性が抜群なので臭いを抑えるために上部に土を被せても意味がない。それと変形するので蓋をしにくい。虫が入ることを防ぐのは難しいし、漏れたにおいに釣られて側面にかなりの数の小さな虫が張り付いたりする。虫嫌いの私の心臓には負担が大きかった。バケツで管理していた時は生ごみの分解される臭いは真ん中から下部なので上面に土を少量でも被せてしまえば、臭いも虫も完璧とはいえないが抑えることは可能だった。むしろ不織布にして実はこんなに匂うものだと知った。まぁ土の状態がよろしくなかった可能性があるので、そのせいで臭っていたのかもしれないが。

 それと物凄く乾燥する。ドライタイプのコンポストもあるらしいのだが、私のコンポストは分解を促進させるためにある程度水分を持たせている。なので底も側面も表面もガンガン乾燥してしまう不織布はちょっと通気性が良すぎた。正直不織布の鉢がこんなに乾燥するものだとは思っていなかった。勿論製品によって当然違いはあるのでそれは実際に使って体験するのが一番で、全て一律で同じ状態になるかどうかは分からない。そんなこんながあって今はバケツに戻った。

 では、だからといってバケツの管理が良いのかというと、当然面倒なことがある。それは土中の菌が好気性らしいのだ。すると時々空気を含ませるためにかき混ぜてあげる必要がある。水を含んでいる土を混ぜるのは結構だるい。肩が痛くなる。それが嫌で不織布を試してみようとしたくらいだ。

 ではプランターでやればいいと思うだろうが。それをしようとすると驚くことに我が家にある古土では足りないのだ。家庭で出る生ごみを処理するには、しかも発酵も進めるにはそこそこの大きさのプランターを三つは用意したいところ。というか生ごみを投入した土を園芸に再利用しようとすると、三か月くらい放置する期間が必要らしい。何故なら発酵の未熟な土を使うと熱やガスが発生してしまい、結果植物の根を痛めてしまうことになるようだ。何故腐葉土は完熟のものを購入したほうがいいと言われているかというとそこである。なので最後に生ごみを投入してから寝かせる期間が必要で、その間出てくる生ごみは別のプランターに入れていくしかない。すると圧倒的に土が足りない。私のような賃貸に住んでいる人間は土を気軽に破棄できないので、コンポストのために追加で土を購入するなどは言語道断である。生ごみを処理することを優先するならば、常に家庭ごみが発生する以上それを再利用することは難しい。つまりコンポストではなくキエーロになってしまうことになる。

 だが肉類や油が付着していないものであれば(分解に時間がかかるものも除く)、これから暑くなってくる季節にはとても重宝する。まだ始めてそんなに経っていないのに、既に結構な量の生ごみを処理できているところを見るとコンポストは素晴らしい。土の再利用までいければ御の字なのだが、、、。

 だがしかし、我が家ではとうとう水耕栽培にまで手を出した。つまり土がなくとも植物を育てることが可能になった。まぁ土で育てない分色々と大変なのだが。その為の照明も購入した。お値段そこそこのものなので性能はお察しなのだが。あと、ライトを長時間点けたままにしないといけないので、差込口が熱を持ってしまう。当然一時間とかそんな短い時間でいいわけがないので、電気代も当然かかる。

 まだまだ色々と書きたいことがあるのだが、長くなるのでここまでにしておくことにする。

 補足。バラのオリビアローズオースチンは流石の強健さで一番花をさかせてくれたし、新苗の薔薇も蕾をあげてくれた。そちらは株を大きくするために咲かせるつもりはなかったので、小さい段階でとってしまったのだが。今はアロマティカスが欲しい。集合住宅はゴキブリが多く出現しやがるので、香りでそれらを寄せ付けないとの噂を聞いて購入してみたい。