乗り遅れたら慌てて乗るな

　根拠があってエントリーすること、流れに乗ってエントリーすること、それぞれ重要であはあるが、当然前者が一番大切。突発的なニュースで日経平均株価が不意に上昇する時、慌てて飛び乗るには相当な経験値がいると思う。高値掴みをしてしまうことがほとんどだろう。その上昇が継続するのかしないのかを見極めるのは至難の業。

　しかし人間弱いものでｗ

　プラスばかり並ぶ銘柄はとても魅力的に映る。欲しくて欲しくて堪らなくなる。初動に乗れなかった悔しさ、儲けそこなうかもしれないという不安。まだまだ上にいくんじゃないかという期待とで、必死に何かを買おうと探す。

　けれど、乗り遅れたなら諦めるが吉だと思っている。普段から根拠にしているサポートやレジスタンス。きりの良い数字、下がりだしてからの期間と出来高。そう言った根拠が何よりも重要であって、それであれば反省も出来ようというものだろう。突発的に発生した波は再現性が無い。乗れたらラッキー乗れなかったら残念でいい。

　それよりなにより兎にも角にも損失が限定的であろう入口を探した方がいい。そこに乗れれば自分の予想が外れても損は小さく伸びれば利が大きくなるのだから。

　勝つためには入口を探し、出口を決めて飛び込む事を繰り返すだけ。

　失敗したらそれから学び、成功してもそこから学ぶだけ。

　簡単なようでいて難しい。誰も彼も出来ることじゃないから負ける人間の方が多い。感情的になって追いかける事を止められなくなる。まだまだ上がる。ここらで反発するだろうの根拠が崩れていく。急がば回れ。基本が出来なくてはいずれ退場することになる。やることは変わらない。蓄積して抽象化して応用する。一番難しいことが一番の近道。