餅による恣意 

ゲームとか、株とか、本とか(^u^)

ハイビスカス

 無事植え替えが成功して今年も花をつけてくれている。毎年冬を越えられると嬉しいものがあるな。ベランダで育てているしそんなに広くもないので、鉢はサイズを変えずに根を少し切り詰めているから毎回枯れないか不安になる。

 この時期は花屋でもホームセンターでもハイビスカスは置いているけど、珍しいものが多くて楽しめるな。自分の家にあるのはごくごく標準のタイプなんだけど、大きめの花が咲くから夏らしさにブースとをかけてくれてるw

 新しいものに目移りもするけど、これ以上鉢を増やす予定は無いから今のを長く育てていきたいな。

 窓の外には百日紅が花をつけてて、ふと年に何回か咲いてるのかと思ったり。夏だけらしいね。でもインパクトがあるせいか年に何度か見かけてるって勘違いしてた。父の実家の庭にも一本あって、すべすべした木肌に蟻がはっていたのを覚えてる。不思議だよね、あれ。ほんとにすべすべしてるんだから。サルもすべって落ちるとか、そんな話聞いたようなw

 記憶って結構騙してくるからねw ねつ造してしまっていたり。夏休み一杯くらい向こうでお世話になっていたけど、その記憶の内のどれくらいが本当にあったことなんだろうね。いつだったかお爺ちゃんがなんかの用事でタクシーで出かけた時についていったんだけど、喫茶店でパフェ食べさせてもらった記憶があって。でも妹が居たかもあやふや。タクシーの中で少し眠っていた記憶もあるんだけど、寝てたならそんなの覚えてるものかな。散歩も連れて行ってもらったり。途中でお寺によるんだけど、並んでいる仏像とか線香の匂いとか覚えてる。でも今はそれが何処だったか分からない。黒い飴玉貰って嘗めながら家に帰っていた。その時は妹も一緒だったな。

 なんか不思議だな。自分が置いていったはずなんだけど、置いていかれた気分になる。昔を懐かしんだってしょうがないんだけどね。だって理想化されているから。それでも郷愁とか感じるんだよな。別に異郷に移った訳じゃないのに。

 この先も歳を経ていくんだけれど、どうだろう。もしハイビスカスが枯れてしまったら、いつかの先で懐かしむんだろうか。私はこんな花を育てていたんだって。その時思い出す花の色彩はきっとずっと鮮やかに見えるんだろうな。もう見えもしないのにさw